ケンブリッジIELTS 13 Test 3 ライティング Task 2:歴史と科学技術、どちらが重要か
ケンブリッジIELTS 13 · Test 3 · アカデミック・ライティング Task 2両論検討型教育
この設問は2つの見方を示しています。歴史は学校で最も重要な科目の1つだという見方と、今日の世界では科学や技術のような科目の方が重要だという見方です。受験者は両方の見方を論じたうえで、自分の意見を述べなければなりません。
問題
You should spend about 40 minutes on this task. Some people say History is one the most important school subjects. Other people think that, in today’s world, subjects like Science and Technology are more important than History. Discuss both these views and give your own opinion. Write at least 250 words.
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設問の読み方
- これは両論検討型のエッセイです。両方の見方を公平に、別々の段落で説明し、さらに自分の意見も、できれば導入と結論ではっきり述べる必要があります。
- 1つ目の見方は、歴史は最も重要な科目の1つであり、最も重要な科目だとは言っていません。したがって、支持する側は、歴史が中心的な位置にふさわしいことを示すだけで足ります。
- 2つ目の見方は比較です。今日の世界では科学や技術の方が歴史より重要だというものなので、雇用市場や技術の変化といった現代の状況に触れて論じるべきです。
- テーマは学校の科目なので、歴史や科学の一般論ではなく、子どもたちが何を学ぶべきか、そしてなぜかに焦点を当てましょう。
- バランスのとれた意見も認められます。たとえば、科学技術にもっと時間を割くべきだが、歴史は必修のままにすべきだ、といった内容です。ただし、明確かつ一貫して述べる必要があります。
- 自分の意見を最後の1文でしか示さないようにしましょう。試験官は、それがエッセイを通して展開されていくのを見たいと考えています。
おすすめの立場
科学と技術は将来のキャリアにとって重要なため、時間割の大きな部分を占めるべきですが、歴史は依然として不可欠だと私は考えます。歴史は、技術の時代に市民が必要とする批判的思考と社会の理解を教えてくれるからです。
段落構成
- 1
導入
学校における歴史と、科学・技術の相対的な重要性についての2つの見方を言い換え、自分の意見を述べます。どちらも重要であり、科学や技術により多くの時間が与えられても、歴史は中核科目であり続けるべきだ、という立場です。
- 2
本文第1段落:科学と技術がより重要だと見なされる理由
雇用や経済との関係、エンジニア、プログラマー、医療従事者への需要、そしてすべての市民が気候変動やデジタルプライバシーのような問題を理解する必要があることを説明します。
- 3
本文第2段落:歴史が重要な理由
歴史が、社会、国境、紛争がどのようにして生まれたかを説明すること、国や文化のアイデンティティを育むこと、情報源を評価して偏りを見抜く力を生徒に身につけさせることを論じます。この力は、オンラインの誤情報の時代にはいっそう必要です。
- 4
結論
現代のカリキュラムには両方が必要であり、歴史の理解を欠いた技術の知識は不完全だという自分の意見をあらためて述べます。
アイデアと論点
- 科学や技術のスキルは、工学、医学、ソフトウェア開発などの分野の高収入の仕事に直結しています。
- 国々はイノベーションによって経済的に競争するため、政府はより多くの生徒に科学を学ばせたいと考えています。
- 市民は、ワクチン、エネルギー、気候変動のような問題について、十分な情報に基づいて判断するために、科学リテラシーが必要です。
- 歴史は、現在の制度、紛争、国境がどのようにして生まれたかを示し、生徒が現在の出来事を理解するのに役立ちます。
- 歴史を学ぶことで、生徒は情報源を比較して偏りを見抜くことを学びます。これはオンラインのフェイクニュースに対する重要な防御です。
- 経済危機や戦争など、過去の過ちから学ぶことで、社会は同じことを繰り返さずに済みます。
- 歴史は、アイデンティティの感覚を育み、若者を自分の文化や地域社会とつなげます。
- 歴史には科学史も含まれており、発見がどのようになされ、技術が社会をどう変えたかを示します。
バンド8以上の解答例
298語 · ieltswrites が独自に作成した解答例で、公式の解答ではありません。本番と同じく英語のままです。
Opinions differ on which subjects deserve the most attention at school. Some regard History as one of the most important, while others believe that Science and Technology matter more in the modern world. In my view, although scientific subjects deserve a large share of the timetable, History remains essential and should be a core part of every curriculum.
Those who favour Science and Technology point mainly to the future. The job market increasingly rewards technical skills, and many of the best-paid careers, from engineering to software development and medicine, require a strong scientific background. Governments also depend on innovation to stay economically competitive. Furthermore, every citizen now needs a degree of scientific literacy to make sensible decisions about vaccines, energy use or the security of their personal data. For these reasons, it seems logical to allocate more time to these disciplines.
Nevertheless, History offers something that technical subjects cannot. It explains how present-day borders, institutions and conflicts came about, so students who have studied it are better able to understand the news and the society they live in. Equally importantly, History trains young people to compare sources, recognise bias and question claims, skills which are arguably more necessary than ever now that misinformation spreads so easily online. A student who can write computer code but cannot judge whether a news story is reliable is only partly educated. History also helps to build a sense of cultural identity and reminds each generation of the mistakes it should avoid repeating.
In conclusion, Science and Technology clearly prepare students for the modern economy, and it is reasonable for schools to emphasise them. However, I believe it would be a serious error to treat History as less important, since a well-rounded education needs both technical knowledge and an understanding of the past.
この解答が高評価になる理由
- 課題への回答 (Task Response)
- 両方の見方を関連する理由と例で十分に示し、筆者自身の意見は導入で述べ、第2本文段落で裏づけ、結論で確認しています。
- 論理構成とまとまり (Coherence and Cohesion)
- それぞれの見方に1つずつ段落を割り当てた明確な両論検討の構成に従い、furthermore、nevertheless、for these reasons などで考えの関係を示しています。
- 語彙力 (Lexical Resource)
- core subject、scientific literacy、evaluate sources、well-rounded education など、的確な教育関連の語彙を自然に使い、科目名も繰り返しを避けて言い換えています。
- 文法の幅と正確さ (Grammatical Range and Accuracy)
- 関係節、比較構文、受動態、it would be a serious error to の構文を含むさまざまな複文を使い、誤りはごくわずかです。
使える語彙
- the school curriculum
- 学校で教えられるすべての科目と内容
- core subject
- すべての生徒が学ばなければならない科目
- STEM subjects
- 科学、技術、工学、数学
- scientific literacy
- 科学的な考え方や方法についての基本的な理解
- the job market
- 利用可能な仕事と、それを探している人々
- technological innovation
- 新しい技術の開発
- historical perspective
- 現在の出来事を、過去に照らして見る力
- evaluate sources
- 情報がどれだけ信頼でき、正確かを判断する
- misinformation
- 誤った、または誤解を招く情報
- cultural identity
- 特定の文化や集団に属しているという感覚
- informed citizens
- 公共の問題を理解し、それについて賢明な判断ができる人々
- repeat the mistakes of the past
- 前の世代と同じ過ちを犯す
- a well-rounded education
- 幅広い知識とスキルを育てる教育
- allocate more time to
- あるものにより多くの授業や時間を充てる
よくあるミス
- 一方の見方だけを詳しく論じる、または一方に1文しか割かない。これでは両方を論じるという要件を満たしません。
- 自分の意見を書き忘れる、または最後の1文でしか述べない。
- 学校の科目を比較せず、科学の歴史や技術の危険性について書く。
- 歴史は過去についてのものだから重要だ、というあいまいな主張にとどまり、生徒が実際に何を得られるのかを説明しない。
- 他の人の見方についての段落の中に自分の意見を入れてしまい、どの考えが誰のものか不明確になる。
- History や Science を何度も繰り返し、the study of the past、STEM subjects、scientific disciplines などの表現を使わない。
よくある質問
- この問題はケンブリッジのどの巻に載っていますか。
- 歴史と科学技術のどちらが学校でより重要な科目かを問うこの問題は、2018年刊行のケンブリッジIELTS 13 アカデミックの Test 3 ライティング Task 2 です。
- 両論検討型のエッセイでは、意見はどこで述べるべきですか。
- 導入で簡潔に述べ、本文で展開し、結論で確認します。最も賛成する見方を示したあとに述べても構いません。
- どちらの科目も同じくらい重要だと書いてもよいですか。
- はい。ただし、なぜ、どのようにそうなのかを正確に説明しましょう。たとえば、科学技術にはより多くの時間を割くべきだが、歴史は必修のままにすべきだ、といった形です。どちらも重要だというあいまいな答えは評価が下がります。
- この Task 2 では何語書けばよいですか。
- 最低250語は書きましょう。約270〜310語あれば、40分で両方の見方と自分の意見を論じるのに十分なのが普通です。
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