ケンブリッジIELTS 17 Test 3 ライティング Task 2:専門職の海外勤務
ケンブリッジIELTS 17 · Test 3 · アカデミック・ライティング Task 2両論検討型社会
設問は、医師や技術者などの専門職について2つの見方を示しています。1つは、養成を受けた国で働くことを義務づけるべきだという見方、もう1つは、望むなら海外で働く自由があるべきだという見方です。受験者は両方の見方を論じ、自分の意見を述べる必要があります。
問題
You should spend about 40 minutes on this task. Some people believe that professionals, such as doctors and engineers, should be required to work in the country where they did their training. Others believe they should be free to work in another country if they wish. Discuss both these views and give your own opinion. Write at least 250 words.
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設問の読み方
- これは論述型のエッセイです。Discuss both these views and give your own opinion とあるので、それぞれの見方に独立した十分な段落が必要で、自分の意見もはっきり述べなければなりません。
- 鍵になる語は required と free です。最初の見方は強制を支持しているので、養成費用を誰が負担するのか、国がなぜ卒業生をとどめておきたいのかを考えましょう。2つ目の見方は個人の自由と選択に関するものです。
- 設問が扱っているのは医師や技術者などの専門職で、その養成には長い期間がかかり、公的資金で賄われることも多いものです。したがって、移住全般ではなく、熟練した専門職に絞って例を挙げましょう。
- 意見はどちらかの見方に賛成してもよいですし、中間的な立場でもかまいません。たとえば、専門職は自由に国を離れてよいが、養成費用の一部は返すべきだ、という立場です。
- 意見は導入と結論で述べます。よくある構成は、賛成しない見方を先に論じ、賛成する見方を後で論じるというものです。
- 移民全般についての議論や、豊かな国が外国人労働者を受け入れるべきかという別の問いにエッセイをそらさないようにしましょう。
おすすめの立場
専門職が養成を受けた国にとどまってほしいと考える人がいる理由は理解できますが、政府が養成費用を回収するより公平な方法を見つけるなら、専門職は働く場所を自由に選べるべきだと私は考えます。
段落構成
- 1
導入
医師、技術者などの専門職は養成を受けた国で働く義務を負うべきかという、2つの見方を言い換えたうえで、自分の意見を述べます。自由に移動できるべきだが、養成費用は公平に回収されるべきだ、という意見です。
- 2
本文第1段落:とどまることを義務づける立場
養成には費用がかかり、多くは国が負担していること、頭脳流出によって母国は投資を失うこと、人手不足の病院やインフラ需要を抱える発展途上国が最も苦しむことを説明します。
- 3
本文第2段落:自由を支持する立場
成人をとどまらせることは個人の自由を制限すること、家族、安全、専門的な経験など、人々が移住する正当な理由があること、強制はこうした職業を志す学生を遠ざけかねないこと、そして移住者はしばしば故郷に送金したり、新しい技能を身につけて戻ったりすることを論じます。
- 4
結論
移動の自由は守られるべきだと改めて述べ、授業料の一部返済や、専門職がとどまるよう促す待遇や労働条件の改善など、現実的な妥協案を示します。
アイデアと論点
- 医師や技術者の養成には非常に費用がかかり、納税者が補助していることも多いので、納税者がその恩恵を期待するのは当然です。
- 発展途上国からの頭脳流出は、病院の人手不足を招き、インフラ事業を遅らせます。
- 資格を取ったばかりの医師に、卒業後の一定期間、公立病院や地方で働くことを義務づけている国もすでにあります。
- 成人を1つの国にとどまらせることは、個人の自由と人権に対する重大な制約です。
- 家族のつながり、身の安全、母国では得られない専門的な研修など、人々が海外へ移る正当な理由があるかもしれません。
- 強制は逆効果になりかねません。有能な学生がこうした職業に進むことを妨げたり、代わりに海外で学ぶことを促したりするおそれがあります。
- 海外で働く専門職は、しばしば故郷に送金し、のちに貴重な経験や国際的な人脈をもって戻ってくることもあります。
- 授業料の一部返済や、母国での待遇や労働条件の改善などの妥協案は、両方の見方のバランスをとれる可能性があります。
バンド8以上の解答例
308語 · ieltswrites が独自に作成した解答例で、公式の解答ではありません。本番と同じく英語のままです。
Some argue that doctors, engineers and other professionals should have to work in the country that trained them, while others believe they should be free to move abroad. Although I understand the first view, I believe professionals should be free to choose where they work, provided that governments find fairer ways to recover the cost of their training.
Those who support restrictions point out that training a doctor or an engineer is extremely expensive and is often paid for largely by the state through subsidised university places. When these graduates leave for higher salaries in wealthier nations, their home country loses both its investment and their skills. This brain drain is particularly damaging in developing countries, where hospitals may already be short-staffed and infrastructure projects depend on qualified engineers. From this perspective, requiring professionals to work at home is simply a way of ensuring that taxpayers benefit from the education they funded.
On the other hand, there are strong reasons to allow free movement. Forcing an adult to remain in one country is a serious restriction of personal freedom, and people may have legitimate reasons to leave, such as family ties, safety or the chance to gain specialist experience that is unavailable at home. Moreover, compulsion may backfire: talented students might avoid these professions altogether or choose to study abroad instead. Many professionals who work overseas also send money home or later return with valuable knowledge and international contacts.
In my opinion, freedom of movement should be preserved, but the concerns of the first group can be addressed in other ways. Governments could ask graduates who leave within a few years to repay part of their tuition costs, or offer better pay and conditions to make staying more attractive. In this way, individual choice is respected while the home country still receives a fair return on its investment.
この解答が高評価になる理由
- Task Response
- 両方の見方を、関連する理由と例を伴うよく展開された段落で論じています。筆者の立場、つまり公平な返済を伴う自由は、導入から明らかで、結論でさらに発展しています。
- Coherence and Cohesion
- それぞれの見方に、明確なトピックセンテンスで始まる独立した段落があります。結論は妥協案で2つの側面をつないでいます。from this perspective、on the other hand、moreover などのつなぎ表現も自然に使われています。
- Lexical Resource
- subsidised university places、brain drain、compulsion、backfire、a fair return on its investment など、トピックに特有の的確な語彙を正確かつ自然に使っています。
- Grammatical Range and Accuracy
- 受動態、関係詞節、provided that を使った条件の表現、could や might などの助動詞を含む幅広い構文を、目立つ誤りなく使っています。
使える語彙
- brain drain
- 高い技能を持つ人々が、たいてい待遇や条件の良さを求めて、ある国から別の国へ移動すること(頭脳流出)
- publicly funded
- 納税者のお金を使って政府が費用を負担する(公的資金による)
- subsidised
- 利用者の費用が安くなるよう、政府が一部を負担している(補助を受けた)
- skilled professionals
- 医師、技術者、弁護士など、専門的な訓練を受けた人々(熟練した専門職)
- freedom of movement
- 自分の選ぶ場所で旅行し、生活し、働く権利(移動の自由)
- compulsory service
- 法律によって人々に義務づけられた勤務期間(義務的な勤務)
- restrict
- 人に許されることを制限する
- return on investment
- 使ったお金と引き換えに得られる利益(投資収益)
- short-staffed
- 仕事を適切にこなすのに十分な働き手がいない(人手不足の)
- remittances
- 海外で働く人が、故郷の家族に送るお金(送金)
- backfire
- 意図したのとは反対の結果になる
- tuition costs
- 大学や専門学校での教育に対して支払うお金(授業料)
- strike a balance
- 対立する2つの必要性の間で公平な立場を見つける
よくあるミス
- 片方の見方だけを詳しく論じ、もう片方は1文で触れるだけにして、エッセイのバランスを欠く。
- 自分の意見を述べ忘れる、あるいは最後の1文でしか述べず、裏づけがない。
- ある国で養成を受けた専門職ではなく、難民を受け入れるべきかなど、移民全般について書いてしまう。
- 最初の見方の背景、つまり養成費用が母国によって負担されていることを無視し、単に不公平な管理として扱う。
- 「政府は誰も支配すべきでない」のような感情的で極端な表現を使い、バランスのとれた論理的な主張にしない。
- doctors and engineers を繰り返し使い、skilled professionals、graduates、qualified workers などの別の表現を使わない。
よくある質問
- この問題はケンブリッジのどの巻に載っていますか?
- 医師や技術者などの専門職は養成を受けた国で働くことを義務づけられるべきかを問うこの問題は、2022年刊行のケンブリッジIELTS 17 アカデミックの Test 3 ライティング Task 2 です。
- この「両方の見方を論じる」型のエッセイで、中間的な立場を取ってもよいですか?
- はい。専門職が海外で働くことを認めつつ、養成費用の一部を返済させる、といったバランスのとれた意見でも、明確に述べて説明していれば問題ありません。
- 意見はどこに書けばよいですか?
- 導入で簡潔に述べ、結論でもう一度述べます。自分が賛成する見方を論じる本文段落でも、立場を明確にできます。
- この Task 2 は何語書けばよいですか?
- 最低250語が必要です。40分で両方の見方を論じて自分の意見を述べるには、270〜310語程度が目安です。
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