ケンブリッジIELTS 17 Test 1 ライティング Task 2:リスクを取ること
ケンブリッジIELTS 17 · Test 1 · アカデミック・ライティング Task 2メリットとデメリット社会
設問は、仕事の面でも私生活の面でも、人々がリスクを取ることが重要だと述べています。受験者は、リスクを取る利点が欠点を上回るかどうかを判断し、理由と例でその判断を裏づける必要があります。
問題
You should spend about 40 minutes on this task. It is important for people to take risks, both in their professional lives and their personal lives. Do you think the advantages of taking risks outweigh the disadvantages? Write at least 250 words.
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設問の読み方
- これは判断を求める「利点と欠点」型のエッセイです。Do you think the advantages outweigh the disadvantages と問われているので、両面を論じ、どちらが大きいかをはっきり述べなければなりません。
- 設問は職業生活と私生活の2つの領域に及んでいるので、例も両方から選びましょう。たとえば、転職や起業、海外への移住や新しいことへの挑戦などです。
- 「リスクを取る」は広い概念です。スカイダイビングのような極端な身体的危険だけでなく、結果が不確かな、計算された決断の例を使って定義しましょう。
- 立場は導入で示し、結論で繰り返す必要があります。両面を比較しても、どちらが上回るかを述べないのは、Task Response のスコアが低くなる一般的な原因です。
- リスクが一般に良いか悪いかという議論や、ギャンブルや犯罪のようなリスクのある行為にそらさないようにしましょう。仕事と人生で前向きにリスクを取るという話題から外れてしまいます。
- バランスのとれた立場は効果的です。たとえば、リスクが無謀ではなく計算されたものである限り、利点は欠点を上回る、と論じることができます。
おすすめの立場
リスクを取ることは、確かに金銭的な損失や失望につながりかねませんが、リスクが慎重に検討されたものである限り、その利点はこうした欠点をはっきり上回ると私は考えます。
段落構成
- 1
導入
人々は仕事でも私生活でもリスクを取ることをいとわないべきだという考えを言い換え、立場を述べます。リスクが計算されたものである限り、利点は欠点を上回る、という立場です。
- 2
本文第1段落:欠点
現実のコストを認めます。新しい事業は失敗して経営者が借金を抱えるかもしれません。海外への移住や人間関係を終わらせることは、ストレスや孤独を招くことがあります。危険な活動は健康を損なうおそれがあり、失敗は家族にも影響しかねません。
- 3
本文第2段落:なぜ利点のほうが大きいのか
キャリアの進展は、負担の大きい昇進に応募する、新しい考えを提案するといったリスクにかかっていること、成功した企業の多くが創業者の貯金を賭けて始まったこと、個人的なリスクは自信を育て視野を広げること、失敗でさえ立ち直る力を教えてくれることを説明します。
- 4
結論
利点は欠点を上回ると改めて述べ、重要なのは、起こりうる損失をあらかじめ見極めたうえで計算されたリスクを取ることだと加えます。
アイデアと論点
- 起業は自立と富をもたらすことがあり、経済におけるイノベーションは、自分のお金を賭けることをいとわない人々に支えられています。
- やりがいのある役職に応募したり、型破りな考えを提案したりする従業員は、新しいスキルを身につけ、昇進する可能性も高くなります。
- 別の都市への引っ越し、一人旅、人生の後半で新しい技能を学ぶといった個人的なリスクは、視野を広げ、自信を育てます。
- 失敗に終わったリスクでさえ、立ち直る力を教え、将来のより良い判断につながる経験を与えてくれます。
- 常に安全を選ぶ人は、経験したかもしれない失敗よりも、逃した機会を後悔することが多いものです。
- 事業上のリスクは、借金、破産、安定した収入の喪失につながるおそれがあり、家族にも影響する可能性があります。
- 移住や安定した関係を終えることのような個人的なリスクは、ストレス、孤独、精神的な傷を引き起こすかもしれません。
- エクストリームスポーツのように身体的に危険な活動は、重いけがにつながるおそれがあります。
バンド8以上の解答例
286語 · ieltswrites が独自に作成した解答例で、公式の解答ではありません。本番と同じく英語のままです。
It is often said that people should be willing to take risks in both their careers and their private lives. Although risk-taking can certainly lead to financial loss and disappointment, I believe that its benefits clearly outweigh these drawbacks, provided that the risks are carefully considered.
The disadvantages of taking risks should not be underestimated. In professional life, leaving a secure job to start a business can result in debt, and a large proportion of new companies fail within their first few years. In personal life, decisions such as moving abroad or ending a stable relationship may cause stress and loneliness, and some risks, such as dangerous sports, can even threaten people's health. For those with families to support, the consequences of a failed gamble may affect others as well as themselves.
Nevertheless, the rewards of taking risks are usually far greater. At work, progress rarely comes from playing safe: employees who apply for a demanding promotion or propose an unconventional idea are more likely to develop new skills and to be noticed by their managers, and many successful companies began because their founders were prepared to risk their savings. In private life, risks such as travelling alone or moving to a new city broaden people's horizons and build confidence. Even when a risk does not pay off, the experience of failure teaches resilience and provides lessons that make later decisions wiser. By contrast, people who always avoid uncertainty often come to regret the opportunities they missed.
In conclusion, while taking risks can bring financial, emotional and occasionally physical harm, I am convinced that the advantages outweigh the disadvantages. The key is to take calculated risks, weighing up the possible losses beforehand, rather than acting recklessly.
この解答が高評価になる理由
- Task Response
- 設問の両面を論じ、仕事と私生活の両方から例を挙げています。利点が欠点を上回るという明確な判断を示し、その立場を導入から結論まで保っています。
- Coherence and Cohesion
- 最初の本文段落で欠点を扱い、2つ目で利点のほうが大きい理由を説明するので、論は筆者の立場に向けて積み上がります。nevertheless、even when、by contrast などのつなぎ表現が的確に使われています。
- Lexical Resource
- broaden people's horizons、resilience、playing safe、gamble、calculated risks など、あまり一般的でない自然な語彙を正確に使い、設問の表現も写さずに言い換えています。
- Grammatical Range and Accuracy
- provided that を使った条件節、関係詞節、譲歩節、助動詞を含む幅広い複雑な構文を、目立つ誤りなく使っています。
使える語彙
- calculated risk
- 起こりうる結果を慎重に考えたうえで取るリスク(計算されたリスク)
- reckless
- 起こりうる危険や結果を考えずに行動する(無謀な)
- play it safe
- 最も安全な選択肢を選んでリスクを避ける
- step out of your comfort zone
- 慣れていなくて難しい、あるいは不確かに感じることをする(快適な領域から踏み出す)
- pay off
- 成功して良い結果をもたらす
- career progression
- 時間とともに職場でより高い、あるいはより良い地位に進むこと(キャリアの進展)
- entrepreneur
- 自分の事業を始める人。通常は金銭的なリスクを取る(起業家)
- financial security
- 心配せずにすむだけの十分なお金と安定した収入があること(経済的な安定)
- resilience
- 困難や失敗から素早く立ち直る力(レジリエンス)
- broaden your horizons
- 世界についての経験や理解を深める(視野を広げる)
- weigh up
- 決める前に利点と欠点を慎重に検討する
- outweigh
- 他のものよりも大きい、あるいは重要である(上回る)
- missed opportunities
- 生かされず、もう二度とめぐってこないかもしれないチャンス(逃した機会)
よくあるミス
- 利点と欠点を列挙するだけで、利点が欠点を上回るかどうかを一度も述べない。
- 設問は両方に触れているのに、職業生活だけ、あるいは私生活だけについて書く。
- ギャンブル、飲酒運転、犯罪のような否定的なリスクの取り方に焦点を当ててしまう。設問が扱っているのはそういうことではありません。
- 「リスクは人生をわくわくさせる」のような非常に一般的な主張にとどまり、どのようにか説明せず、具体例も挙げない。
- 導入と結論で異なる立場を取り、Task Response を弱めてしまう。
- risk と advantage を繰り返し使い、take a chance、step out of one's comfort zone、benefits などの表現で言い換えない。
よくある質問
- この問題はケンブリッジのどの巻に載っていますか?
- 仕事と私生活でリスクを取る利点が欠点を上回るかを問うこの問題は、2022年刊行のケンブリッジIELTS 17 アカデミックの Test 1 ライティング Task 2 です。
- 仕事と私生活の両方について書く必要がありますか?
- はい。設問は両方に触れているので、仕事と私生活からそれぞれ少なくとも1つ例を挙げましょう。片方の領域しか扱わないと、設問に十分に答えたことになりません。
- 欠点が利点を上回ると書いてもよいですか?
- はい。説得力をもって説明し、もう一方の側面にも触れ、全体を通じて立場を明確かつ一貫させるなら、どちらの答えでもかまいません。
- この Task 2 は何語書けばよいですか?
- 最低250語が必要です。40分で両面を展開し、明確な判断を示すには、270〜310語程度が目安です。
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