ケンブリッジIELTS 15 Test 4 ライティング Task 2:何でも達成できると伝えること
ケンブリッジIELTS 15 · Test 4 · アカデミック・ライティング Task 2メリットとデメリット文化・生活
この設問は、一部の文化では、十分に努力すれば何でも達成できると子どもたちに教えることが多い、と述べています。受験者は、子どもにこのメッセージを伝えることの長所と短所を論じなければなりません。
問題
You should spend about 40 minutes on this task. In some cultures, children are often told that they can achieve anything if they try hard enough. What are the advantages and disadvantages of giving children this message. Write at least 250 words.
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設問の読み方
- これはメリットとデメリットのエッセイなので、両面をそれなりの深さで扱う必要があります。個人的な意見は求められていませんが、結論で簡潔に明確な見解を示すと答案が強くなります。
- 焦点はメッセージそのもの、つまり努力さえすれば何でも達成できると子どもに伝えることです。努力や向上心一般の話ではありません。
- キーワードは anything と if they try hard enough です。このメッセージは成功をすべて努力に結びつけているため、努力したのに失敗した子どもに何をもたらすかが、大きなデメリットになります。
- 社会や経済だけでなく、やる気、自信、レジリエンス、ストレス、自己肯定感といった子ども自身への影響を考えましょう。
- In some cultures は文脈を設定しています。このメッセージが特定の文化的価値観を反映していることには触れても構いませんが、具体的な国を比較する必要はありません。
- 子育て一般のあり方や、才能と努力のどちらが大切かという話に、メッセージと結びつけないまま脱線しないようにしましょう。
おすすめの立場
努力すれば何でも達成できると子どもに伝えることは、やる気を引き出し、レジリエンスを育てますが、非現実的な期待や自責の念を生む恐れもあります。したがって、限界を正直に認めることと組み合わせたときに最も役立つと私は考えます。
段落構成
- 1
導入
一部の文化では、努力すれば何でも可能になると信じるよう子どもが励まされる、という内容を言い換え、このエッセイでその利点と欠点を検討すると述べます。
- 2
本文第1段落:長所
このメッセージは粘り強さと、能力は伸ばせるという信念を促すので、子どもは困難のあとも挑戦を続けると説明します。また、貧しい、あるいは恵まれない環境の子どもにも、限界を受け入れずに高い目標をめざす自信を与えます。数学や楽器を習得するまで練習する生徒などの例を使います。
- 3
本文第2段落:短所
このメッセージは文字どおりには真実ではなく、才能、健康、お金、運も影響すると説明します。多大な努力をしても失敗した子どもは、努力が足りなかったからだと考えて自分を責める可能性があり、不安や自己肯定感の低下につながります。また、プレッシャー、過労、非現実的な進路の目標を生むこともあります。
- 4
結論
両面を要約し、簡潔な見解を述べます。このメッセージはやる気の面で価値があるが、大人は、努力は成功を保証するのではなく可能性を高めるものだということを、正直に伝えるべきだ、という内容です。
アイデアと論点
- このメッセージは粘り強さを促します。子どもは、失敗が能力の低さの表れではなく、向上への一歩だと学びます。
- 技能は練習で伸びるという信念、growth mindset を支え、学校での成績を高める可能性があります。
- 恵まれない環境の子どもが、そうでなければ手の届かないと思っていたかもしれない職業をめざす励みになることがあります。
- 努力への信頼は、生涯を通じて役立つ自己規律と勤勉な習慣を育てます。
- このメッセージは、生まれつきの能力、健康、家庭の収入、運など、子どもにはどうにもならない要因を無視しています。
- 一生懸命努力しても失敗した子どもは、自分を責め、不安、罪悪感、自己肯定感の低下を招くかもしれません。
- 努力し続けなければという絶え間ないプレッシャーは、疲れ果てることや、子どもが勉強のために趣味や休息をあきらめることにつながります。
- また、すべての子どもがプロのスポーツ選手や有名な芸能人になることを期待する、といった非現実的な目標を促すこともあります。
バンド8以上の解答例
292語 · ieltswrites が独自に作成した解答例で、公式の解答ではありません。本番と同じく英語のままです。
In some societies, children grow up hearing that there is no limit to what they can accomplish as long as they work hard enough. This message has clear benefits for young people's motivation, but it also carries risks that parents and teachers should not overlook.
The main advantage of this message is that it encourages perseverance. Children who believe that effort leads to success are more likely to keep practising when they struggle with a difficult subject or a musical instrument, treating setbacks as part of learning rather than as proof that they lack talent. This attitude builds resilience and self-discipline that will serve them well in adult life. In addition, the message can be particularly empowering for children from disadvantaged backgrounds. If they are told that hard work can open any door, they may aim high and pursue careers, such as medicine or law, that their families never imagined possible.
However, the message is not literally true, and this creates problems. Success also depends on factors beyond a child's control, including innate ability, health, family income and simple luck. A child who studies diligently but still fails an important exam may conclude that they did not try hard enough and blame themselves, which can damage their self-esteem and cause anxiety. Furthermore, the belief that more effort always brings results can push young people to work excessively, sacrificing sleep and leisure, and in some cases leading to burnout.
In conclusion, telling children they can achieve anything is a double-edged message. It can inspire effort and ambition, but it can also set unrealistic expectations and encourage self-blame. In my view, it is most valuable when adults combine it with honesty, explaining that hard work greatly improves one's chances but does not guarantee success.
この解答が高評価になる理由
- 課題への回答 (Task Response)
- 長所と短所の両方を、子どもの生活に結びついた説明や例で展開しており、結論では議論から論理的に導かれる簡潔で明確な見解が示されています。
- 論理構成とまとまり (Coherence and Cohesion)
- それぞれの面に1つずつ本文段落を割り当て、どの段落も明確なトピックセンテンスで始まっています。in addition、however、furthermore などで考えをつなぎ、機械的に使いすぎてもいません。
- 語彙力 (Lexical Resource)
- perseverance、setbacks、disadvantaged backgrounds、innate ability、burnout などトピック特有の語彙を自然かつ的確に使い、設問の言葉の繰り返しを避けています。
- 文法の幅と正確さ (Grammatical Range and Accuracy)
- 条件文、関係節、動名詞の主語、譲歩節を正確に使い、幅広い複文を示しています。
使える語彙
- perseverance
- 困難があっても挑戦し続けること
- resilience
- 挫折から素早く立ち直る力
- growth mindset
- 能力は努力と学習によって伸ばせるという信念
- self-esteem
- 自分には価値があるという感覚
- set unrealistic expectations
- 可能な範囲を超えたことを相手に期待させる
- setback
- 進歩を遅らせる問題
- innate ability
- 生まれつき持っている才能
- disadvantaged background
- お金や機会が比較的少ない家庭環境
- aim high
- 大きな目標を持つ
- blame oneself
- 失敗の責任は自分にあると考える
- burnout
- 働きすぎやストレスによる心身の消耗
- factors beyond their control
- 運や健康など、本人には変えられないこと
- a double-edged message
- 良い影響も悪い影響もあるメッセージ
よくあるミス
- 子どもにこのメッセージを伝えることの長所と短所を論じず、努力は成功につながるのかという一般的なエッセイを書く。
- 長所だけ、あるいは短所だけを扱う、または片方を1文で済ませる。Task Response の評価が下がります。
- このメッセージは良い、あるいは悪いと主張する意見型のエッセイを書き、論点を長所と短所として明確に整理しない。
- if they try hard enough というキーワードを無視し、最大の短所、つまり努力が成功につながらなかったときに子どもが自分を責めることを見逃す。
- 子どもの学校生活や個人的な生活に結びついた例ではなく、有名な億万長者についての暗記した一般的な例を使う。
- children や try hard を何度も繰り返し、young people、effort、perseverance、determination などを使わない。
よくある質問
- この問題はケンブリッジのどの巻に載っていますか。
- 十分に努力すれば何でも達成できると子どもに伝えることの長所と短所を問うこの問題は、2020年刊行のケンブリッジIELTS 15 アカデミックの Test 4 ライティング Task 2 です。
- このエッセイでは自分の意見を述べる必要がありますか。
- 設問は意見を求めていないので、必須ではありません。ただし、メリットがデメリットを上回る、といった簡潔で明確な見解を結論で述べるのは問題なく、エッセイをより説得力のあるものにできます。
- このメリットとデメリットのエッセイはどう構成すればよいですか。
- 最もシンプルなのは、導入、長所の本文段落1つ、短所の本文段落1つ、短い結論という構成です。多くの点を羅列するのではなく、各本文段落で2つの主な論点を掘り下げましょう。
- この Task 2 では何語書けばよいですか。
- 最低250語は書きましょう。約270〜310語あれば、40分で両面を十分に論じられるのが普通です。
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