ケンブリッジIELTS 15 Test 2 ライティング Task 2:紙の本と新聞の未来
ケンブリッジIELTS 15 · Test 2 · アカデミック・ライティング Task 2意見型(賛成か反対か)テクノロジー
この主張は、将来は読みたいものすべてを無料でオンラインで読めるようになるため、紙の本や新聞を買う人はいなくなるだろう、というものです。受験者は、この予測にどの程度賛成か反対かを述べなければなりません。
問題
You should spend about 40 minutes on this task. In the future, nobody will buy printed books or newspapers because they will be able to read everything they want online without paying? To what extent, do you agree or disagree with this statement? Write at least 250 words.
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設問の読み方
- これは意見型のエッセイです。To what extent do you agree or disagree では、導入で明確な立場を示し、それを結論まで一貫させる必要があります。
- この主張は断定的で、「紙の本や新聞を買う人は誰もいなくなる」と述べています。nobody や everything のような極端な語は反論しやすく、強い反対または部分的な反対が自然な立場になります。
- 検討すべき主張は2つあります。紙がなくなるという主張と、すべてが無料でオンラインで手に入るという主張です。出版社や新聞社が有料会員制や購読制を導入するケースが増えているため、後者は疑わしいと言えます。
- 本と新聞では未来が異なるかもしれません。紙の新聞は紙の本よりはるかに速く衰退しているため、両者を区別すると答えがより正確になります。
- 設問は未来についてなので、will、is likely to、may などの予測の表現を使いますが、現在の証拠や傾向で裏づけましょう。
- インターネットのメリットの一般論や、読書離れが進んでいるかどうかという話題に脱線しないようにしましょう。
おすすめの立場
オンラインでの読書は今後も増えるでしょうが、私はこの予測にはおおむね反対です。紙の本や新聞には画面では完全に代替できない利点があり、質の高いコンテンツが無料でオンラインに公開され続ける可能性は低いからです。
段落構成
- 1
導入
無料のオンライン読書によって紙の本や新聞が時代遅れになるという主張を言い換え、明確な立場を示します。特にニュースではデジタル読書が拡大し続けることは認めつつ、おおむね反対という立場です。
- 2
本文第1段落:予測にある程度の根拠がある理由
すでに多くの人が携帯電話で無料のニュースを入手していること、紙の新聞の売り上げが大きく落ちていること、電子書籍やオンライン図書館によって読書が安くて便利になっていることを認めます。最も影響を受けやすいのは新聞です。
- 3
本文第2段落:紙が生き残り、オンラインが無料にならない理由
多くの読者が、読み心地や集中のしやすさ、画面を見る時間を減らせることから紙を好むこと、紙の本は贈り物やコレクションとして価値があること、子ども向けの本はほとんどが紙であることを論じます。次に、質の高いジャーナリズムや書籍は制作に費用がかかるため、出版社は有料会員制、購読制、有料の電子書籍に頼ることを説明します。
- 4
結論
紙の出版物、特に新聞は減るものの、完全にはなくならないこと、そしてすべてを無料でオンラインで読めるというのは非現実的であることを、あらためて述べます。
アイデアと論点
- ニュースはすでにウェブサイトやSNSで無料で広く読めるようになっており、地方紙の多くは印刷をやめています。
- 電子書籍リーダーやタブレットには何千冊もの本を保存でき、旅行に便利で場所もとりません。
- オンラインのコンテンツは即座に更新されますが、紙の新聞は数時間で古くなってしまいます。
- 紙の方が目に優しく、深く集中するのに向いていると感じる読者が多く、寝る前の画面時間を控えたい人もいます。
- 紙の本には感情面や美的な価値があります。人々は贈り物にしたり、集めたり、本棚に並べたりします。
- 親や学校は、幼い子どもには紙の絵本を好むことが多いです。
- 書き手、編集者、記者には報酬が必要なので、質の高いコンテンツは有料会員制になったり、購読制や有料の電子書籍として販売されたりすることが増えています。
- 無料のオンラインコンテンツは広告で運営されていることが多く、編集を経た紙の情報源より信頼性が低いことがあります。
バンド8以上の解答例
290語 · ieltswrites が独自に作成した解答例で、公式の解答ではありません。本番と同じく英語のままです。
It is sometimes predicted that printed books and newspapers will soon become obsolete, since people will be able to read whatever they want on the internet free of charge. While I accept that digital reading will continue to expand, I largely disagree with this view, as print still offers advantages that screens cannot fully replace, and high-quality content is unlikely ever to be entirely free.
Admittedly, there is some evidence to support the prediction, particularly in the case of newspapers. Many people now read the news on their phones each morning, and the circulation of printed papers has fallen so sharply that numerous local titles have stopped printing altogether. E-readers have also made books cheaper and more convenient, allowing travellers to carry an entire library in a single device.
However, the claim that nobody will buy printed material is far too sweeping. Many readers find paper more comfortable and easier to concentrate on, and with screen fatigue becoming a common complaint, some deliberately choose a physical book to switch off from their devices. Printed books also have a value beyond their content: they are given as gifts, collected and kept for years, and most parents still prefer paper picture books for young children. More importantly, the assumption that everything will be available online without payment ignores economic reality. Writers, editors and journalists must be paid, which is why a growing number of newspapers have introduced paywalls and digital subscriptions, and new books are rarely free in electronic form.
In conclusion, although printed newspapers in particular are likely to become less common, I do not believe that print will disappear completely. Paper and digital formats will probably coexist, and readers will continue to pay for quality content, whatever form it takes.
この解答が高評価になる理由
- 課題への回答 (Task Response)
- おおむね反対という明確な立場をとり、主張を支持する最も強い論点を認めたうえで、紙がなくなるという主張とコンテンツが無料になるという主張の両方に反論しています。
- 論理構成とまとまり (Coherence and Cohesion)
- 譲歩の段落と反論の段落にそれぞれ明確な焦点があり、admittedly、however、more importantly、which is why などの表現で、考えが論理的につながっています。
- 語彙力 (Lexical Resource)
- paywalls、circulation、quality journalism、screen fatigue などトピックに特有の語彙を正確に使い、設問の語を printed publications や digital formats に言い換えています。
- 文法の幅と正確さ (Grammatical Range and Accuracy)
- 未来形と予測を表す助動詞、現在の傾向を表す現在完了形、関係節、条件文を、正確かつ多様に使っています。
使える語彙
- printed publications
- 紙に印刷された本、新聞、雑誌
- digital format
- パソコン、携帯電話、電子書籍リーダーで読める形式
- e-reader
- 本を読むために作られた小型の電子端末
- paywall
- 料金を払わないとオンラインコンテンツを読めないようにする仕組み
- subscription
- サービスや出版物を引き続き利用するための定期的な支払い
- obsolete
- より新しいものに取って代わられて、もう使われない
- circulation
- 新聞が売られたり配布されたりした部数
- quality journalism
- 入念に取材され、編集されたニュース報道
- screen fatigue
- 長時間画面を見ることによる目や頭の疲れ
- tangible
- 実体があり、触れることができる
- sweeping prediction
- 一般化しすぎた、または極端な将来の予測
- coexist
- 同時に共存する
- in decline
- 小さくなっている、または珍しくなっている
よくあるミス
- 主張の後半、つまりすべてがオンラインで無料になるという部分を無視し、紙と画面の比較だけを書く。
- nobody や everything という極端な語にコメントせずそのまま受け入れ、予測が大げさすぎることを示すのに使わない。
- 本と新聞をまったく同じものとして扱う。実際には新聞の方がはるかに速く衰退しているという証拠があります。
- 予測に答えず、インターネットのメリット・デメリットについての一般的なエッセイを書く。
- 明確な立場を示さない、あるいは両方に利点があると言うだけで、どの程度賛成かを説明しない。
- 主張を裏づけるために、80%の人はもう新聞を買わない、といった詳細な架空の統計を作り出す。
よくある質問
- この問題はケンブリッジのどの巻に載っていますか。
- すべてが無料でオンラインで読めるようになるため、紙の本や新聞を買う人がいなくなるのかを問うこの問題は、2020年刊行のケンブリッジIELTS 15 アカデミックの Test 2 ライティング Task 2 です。
- 本と新聞の両方を論じる必要がありますか。
- はい、どちらも主張に含まれています。まとめて扱っても構いませんが、新聞の方が本より速く衰退していると指摘すると、答えがより正確で説得力のあるものになります。
- この主張に完全に賛成してもよいですか。
- 可能ですが、nobody や everything という断定的な語があるため、支持するのは難しいでしょう。部分的な反対または強い反対の方が、説得力のある例で論じやすいのが普通です。
- この Task 2 では何語書けばよいですか。
- 最低250語は書きましょう。約270〜310語あれば、40分で自分の立場を十分に展開できるのが普通です。
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