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ケンブリッジIELTS 12 Test 3 ライティング Task 2:高速鉄道と公共交通

ケンブリッジIELTS 12 · Test 3 · アカデミック・ライティング Task 2両論検討型社会

この設問は、交通への支出をめぐる2つの見解を示しています。1つは、都市間を結ぶ超高速列車のための新しい鉄道路線に多額の資金を投じるべきだという見解、もう1つは、そのお金を既存の公共交通の改善に使うべきだという見解です。両方の見解を論じたうえで、自分の意見を述べる必要があります。

問題

You should spend about 40 minutes on this task. In a number of countries, some people think it is necessary to spend large sums of money on constructing new railway lines for very fast trains between cities. Others believe the money should be spent on improving existing public transport. Discuss both these views and give your own opinion. Write at least 250 words.

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設問の読み方

  • これは両論検討型のエッセイです。discuss both views and give your own opinion とは、両方の側面を説明し、自分の立場を述べるということです。意見は導入と結論で示すのが理想的です。
  • 第1の見解は、都市間の新しい高速鉄道に限った話です。そのため、都市内の地下鉄網ではなく、都市間の移動について論じましょう。
  • 第2の見解は既存の公共交通の改善で、これにはバス、ローカル線、路面電車、そして多くの人が毎日利用する地下鉄が含まれます。
  • キーワードは money(お金)です。議論の中心は、限られた公的資金をどう優先づけるかなので、コスト、費用対効果、誰が恩恵を受けるかという論点が中心になります。
  • 部分的、あるいは条件つきの意見も認められます。たとえば、既存のサービスを優先しつつ、最も混雑する路線の高速鉄道は支持する、といった立場です。ただし、はっきり示す必要があります。
  • 自動車と公共交通の比較や、交通による大気汚染についての一般的なエッセイにならないよう注意しましょう。2つの見解のどちらかに直接結びつける場合は別です。

おすすめの立場

高速鉄道は長期的に大きな利益をもたらしうるものの、ほとんどの国では、人々が毎日利用する公共交通の改善を優先すべきだと私は考えます。同じ投資額でも、はるかに多くの市民の役に立つからです。

段落構成

  1. 1

    導入

    都市間に高額な高速鉄道を建設することと、既存の公共交通を改良することをめぐる議論を言い換え、自分の立場を述べます。一般に、既存のネットワークを優先すべきだ、という立場です。

  2. 2

    本文第1段落:高速鉄道に賛成する理由

    高速列車が所要時間を大幅に短縮すること、短距離の航空便を置き換えて排出量を減らせること、小さな都市にも経済成長を広げる助けになることを説明します。日本の新幹線や中国の高速鉄道網などを例に挙げます。

  3. 3

    本文第2段落:既存の公共交通に賛成する理由

    ほとんどの移動は短距離で地域内のものなので、バス、通勤電車、地下鉄への投資は、毎日利用する何百万人もの人々、特に低所得の人々の役に立つことを説明します。高速鉄道事業は非常に高額で、予算を超過することが多く、主にビジネス客のためのものだと指摘します。

  4. 4

    結論

    自分の見解をもう一度述べます。まず日常のサービスを改善し、高速鉄道は、地域の交通網が信頼できるものになってから、需要が非常に高い路線にだけ建設する、という内容です。

アイデアと論点

  • 高速鉄道に賛成:主要都市間の所要時間を、たとえば数時間から2時間未満へと短縮し、ビジネスや観光をしやすくします。
  • 高速鉄道に賛成:高速列車は国内線の航空便を置き換えられるため、二酸化炭素の排出と空港の混雑を減らせます。
  • 高速鉄道に賛成:交通の便がよくなれば、投資や雇用が首都から地方都市へ広がります。
  • 高速鉄道に賛成:日本の新幹線や中国の高速鉄道網のような例は、こうした路線がよく利用されることを示しています。
  • 既存の交通に賛成:移動の大半は地域内の通勤なので、改善は毎日はるかに多くの人の役に立ちます。
  • 既存の交通に賛成:安くて信頼できるバスや地下鉄は、学生、高齢者、低所得の人々にとって最も重要です。
  • 既存の交通に賛成:高速鉄道事業は非常に高額で、予算も工期も大幅に超過することがよくあります。
  • 既存の交通に賛成:地域の交通サービスを改善すれば、都市での自動車の利用と渋滞が減り、これは誰にとっても関係のあることです。

バンド8以上の解答例

281語 · ieltswrites が独自に作成した解答例で、公式の解答ではありません。本番と同じく英語のままです。

In many countries, there is debate over whether governments should spend vast sums on new high-speed railway lines between cities or use that money to improve existing public transport. Although fast intercity trains have clear benefits, I believe that upgrading the services people rely on every day should generally be the priority.

Supporters of high-speed rail point out that it can transform travel between major cities. Japan's Shinkansen, for instance, has made it possible to travel between distant cities in a few hours, and similar networks in China and Europe have attracted millions of passengers. Because these trains can replace many short-haul flights, they may also reduce carbon emissions and congestion at airports. In addition, faster connections can encourage businesses to invest in regional cities rather than concentrating everything in the capital.

However, the case for improving existing public transport is, in my view, stronger. The vast majority of journeys are short trips to work, school or the shops, so investment in buses, commuter trains and metro systems benefits a far larger number of people. This is especially important for students, older people and those on low incomes, who depend on affordable and reliable local services. By contrast, high-speed projects are notoriously expensive, frequently run over budget and mainly serve business travellers who can already afford other options. If local networks are overcrowded and unreliable, a gleaming new intercity line does little for ordinary citizens.

In conclusion, both types of investment have merit, but public funds should first be used to make everyday transport efficient and accessible. Once that is achieved, high-speed lines can be justified on the busiest routes, where demand is high enough to offer genuine value for money.

この解答が高評価になる理由

課題への回答 (Task Response)
関連する例で両方の見解を説明し、日常の公共交通を通常は優先すべきだという書き手の立場が導入から明確で、コストと利益の論証で裏づけられています。
論理構成とまとまり (Coherence and Cohesion)
各本文段落が1つの見解を示し、第2段落は書き手の意見に向かって展開しています。admittedly、however、for this reason などのつなぎの表現が、使いすぎることなく正確に使われています。
語彙力 (Lexical Resource)
intercity travel、short-haul flights、infrastructure、run over budget などのトピック語彙を的確に使い、value for money や a far larger number of people のような評価の表現も組み合わせています。
文法の幅と正確さ (Grammatical Range and Accuracy)
条件文、比較構造、関係節、受動態を正確に組み合わせ、ほとんど誤りなく、さまざまな複文を使っています。

使える語彙

high-speed rail
通常の列車よりはるかに速く走る鉄道サービス。たいてい時速250 kmを超える
intercity travel
異なる都市の間の移動
infrastructure
道路、鉄道、電力供給など、国に必要な基本的な社会基盤
commuters
自宅と職場の間を定期的に移動する人々
short-haul flights
比較的短い距離を飛ぶ航空便
journey times
ある場所から別の場所へ移動するのにかかる時間
public funds
税金でまかなわれる政府のお金
run over budget
予定より多くの費用がかかる
value for money
支出した金額に見合う、よい成果
traffic congestion
遅れを引き起こす激しい交通渋滞
reliable and affordable
信頼できて、普通の人々にも手が届く値段である
regional economies
主要都市以外の地域の経済
prioritise
あるものがより重要だと判断し、先に取り組む

よくあるミス

  • 第1の見解は都市間を結ぶ超高速列車の話なのに、新しい鉄道全般や、都市内の地下鉄網について書いてしまう。
  • 一方の見解しか論じない、あるいははっきりした意見を示さず、両論検討型のエッセイで課題への回答 (Task Response) のバンドを下げてしまう。
  • 設問にある支出の選択と結びつけずに、自動車と大気汚染についての一般論に変えてしまう。
  • コストと利益についての筋の通った論証ではなく、high-speed trains are useless のような、裏づけのない大げさな主張をする。
  • 設問のお金の側面を忘れて、コストと利益を比べることがない。
  • 導入と結論で立場が変わっている。

よくある質問

この問題はケンブリッジのどの巻に載っていますか。
高速鉄道と既存の公共交通のどちらにお金を使うかを問うこのエッセイ問題は、2017年刊行のケンブリッジIELTS 12 アカデミックの Test 3 ライティング Task 2 です。
両方の見解に賛成してもよいですか。
はい。バランスの取れた意見でも構いませんが、はっきりさせる必要があります。たとえば、既存の交通を優先し、高速鉄道は最も混雑する路線にだけ建設すべきだ、という意見です。
高速鉄道の実例を挙げるべきですか。
日本の新幹線のような短くて正確な例は考えの裏づけになりますが、確信がない限り、細かい統計は避けましょう。
何語書けばよいですか。
最低250語は書く必要があります。40分で両方の見解と自分の意見を展開するには、270〜310語程度が適切です。

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