ケンブリッジIELTS 10 Test 4 ライティング Task 2:博物館の入場料
ケンブリッジIELTS 10 · Test 4 · アカデミック・ライティング Task 2メリットとデメリット文化・生活
この設問は、入場料を取る博物館が多い一方で、無料の博物館もあると述べています。博物館への入場料を取ることのメリットがデメリットを上回るかどうかを判断し、理由と例で答えを裏づける必要があります。
問題
You should spend about 40 minutes on this task. Many museums charge for admission while others are free. Do you think the advantages of charging people for admission to museums outweigh the disadvantages? Write at least 250 words.
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設問の読み方
- これは意見を伴う、メリットとデメリットの設問です。2つの側面を比べ、どちらが大きいかをはっきり述べなければならず、列挙するだけでは足りません。
- 焦点は入場料を取ることです。論点は、博物館全般や、博物館が今も必要とされているかどうかではなく、入場料そのものについてのものでなければなりません。
- 誰に影響があるかを考えましょう。博物館(収入、混雑の管理)、来館者(費用、利用のしやすさ)、社会(教育、文化)です。複数の対象を取り上げると、論に深みが出ます。
- どちらか一方を強く支持していても、メリットとデメリットの両方を論じましょう。そのうえで、なぜ一方のほうが重要なのかを説明します。
- ニュアンスのある答えも認められます。たとえば、常設展は無料にして特別展だけ有料にするのが最善だという答えです。ただし、設問に対する主な判断は明確にしておく必要があります。
- 裏づけのない数値は避けましょう。英国の国立博物館が無料であることのように、実際に広く知られている例のほうが、作り出した統計より説得力があります。
おすすめの立場
入場料には一定の財政的メリットがありますが、主に低所得者を排除してしまうというデメリットのほうが上回ると私は考えます。
段落構成
- 1
導入
無料で入場できる例としてロンドンの無料の国立博物館を挙げながら状況を言い換え、入場料を取ることのデメリットがメリットを上回ると述べます。
- 2
本文第1段落:入場料を取るメリット
入場料は、保存修復、専門スタッフ、歴史的建造物の費用をまかなうのに役立ち、政府の資金への依存を減らし、新しい展覧会の資金になること、来館者がその体験を大切にするよう促す可能性があること、混雑を抑えられることを説明します。
- 3
本文第2段落:入場料を取るデメリット
入場料は、最も恩恵を受けるはずの低所得の家庭や子どもを排除すること、収蔵品は公共の遺産であること、無料なら短時間の来館を繰り返す気軽さが生まれることを論じます。英国が2001年に国立博物館を無料にしたあと、来館者数が増えたことに触れます。
- 4
結論
デメリットのほうが大きいことをもう一度述べ、公的資金と寄付を財源とし、有料にするのは特別な企画展だけにすることを提案します。
アイデアと論点
- 入場料は、壊れやすい収蔵品の保存、専門スタッフの給与、歴史的建造物の維持のための収入になります。
- チケット収入によって、景気後退期に削減されかねない政府の資金に、博物館が依存する度合いが減ります。
- そのお金で、リピーターを引きつける新しい企画展の資金をまかなえます。
- 人は、お金を払った体験をより大切にするかもしれず、入場料は、非常に人気のある場所の混雑を抑える助けにもなります。
- 入場料は、低所得の家庭、学生、高齢者を排除しますが、こうした人々は博物館の来館から大きな恩恵を受けるかもしれません。
- 多くの収蔵品は国のものであるか、公共の利益のために寄贈されたものなので、お金を払える人だけに利用を限るのは不公平に思えます。
- 無料の入場は、短時間で頻繁な来館を促し、芸術、科学、歴史への生涯にわたる関心を育てることができます。
- 英国の国立博物館が2001年に入場料を取るのをやめると、来館者数は大幅に増えました。
バンド8以上の解答例
300語 · ieltswrites が独自に作成した解答例で、公式の解答ではありません。本番と同じく英語のままです。
Some museums require visitors to pay an entrance fee, while others, such as the national museums in London, can be visited free of charge. Although admission charges bring certain financial benefits, I believe these are outweighed by the drawbacks.
Charging for entry undoubtedly has advantages. The income helps museums to cover the high costs of conserving fragile objects, employing expert staff and maintaining historic buildings, which reduces their dependence on government funding that may be cut in difficult times. This revenue can also pay for new exhibitions, making a museum more attractive and encouraging repeat visits. In addition, some argue that people value what they pay for, so a fee may lead visitors to engage more seriously with a collection, and it can help to prevent overcrowding at popular sites.
However, the disadvantages are more significant. The most serious is that fees exclude people on low incomes. For a family with several children, the combined cost of tickets may simply be unaffordable, which means that the young people who would benefit most from seeing historical artefacts or scientific exhibits are often the ones who miss out. Since many collections belong to the nation or were donated for public benefit, it seems unfair to restrict access to those who can pay. Furthermore, free entry encourages short and frequent visits: people can drop in for half an hour to look at a single painting, which can build a lifelong interest in art and history. When the UK stopped charging for entry to its national museums in 2001, visitor numbers rose substantially.
In conclusion, while admission fees provide useful revenue, the loss of access for poorer members of society is too high a price to pay. Museums should be funded mainly through public money and donations, with charges reserved for special temporary exhibitions.
この解答が高評価になる理由
- 課題への回答 (Task Response)
- 主なメリットを公平に示したうえで、デメリットのほうが重要な理由を説明しています。実際の例に裏づけられた、上回るかどうかという問いへの、明確で一貫した答えになっています。
- 論理構成とまとまり (Coherence and Cohesion)
- 1つの段落でメリット、次の段落でデメリットを扱い、より強い側を後に置いています。the most serious、furthermore、in addition などの表現が論理的な展開を示しています。
- 語彙力 (Lexical Resource)
- conserving fragile objects、dependence on government funding、cultural heritage、drop in などの的確な語彙を自然に使い、admission charge もいくつもの形で言い換えています。
- 文法の幅と正確さ (Grammatical Range and Accuracy)
- 関係節、条件や助動詞の形、英国の例のための過去の時を表す節など、幅広い複雑な構造を使い、目立つ誤りはありません。
使える語彙
- admission fee
- ある場所に入るために支払うお金
- free of charge
- 費用がかからない
- revenue
- 組織が受け取るお金
- conservation
- 古いものや貴重なものを保護し、修復する作業
- public funding
- 政府が提供するお金
- cultural heritage
- 社会が過去から受け継いだ伝統、物、建物
- artefacts
- 過去の人々が作った、歴史的に興味深い物
- accessible to all
- 収入にかかわらず、誰もが利用できる
- low-income families
- 収入の少ない世帯
- be priced out
- 費用が高すぎて、何かをすることができない
- temporary exhibition
- 限られた期間だけ展示される催し
- outweigh
- 他のものより大きい、あるいは重要である
- lifelong interest
- 人の一生を通じて続く関心
よくあるミス
- 設問が求めているのに、メリットとデメリットを並べるだけで、どちらが上回るのかを言わない。
- 自分が賛成する側についてだけ書き、もう一方を完全に無視する。
- 入場料に焦点を当てず、博物館が一般的になぜ重要か、あるいは人々が今も博物館に行くかどうかを論じてしまう。
- charges reduce visitors by 80% のような統計を作り出す。採点者は検証できず、信頼性を損ないます。
- 結論で、導入で述べた立場と異なる立場を述べる。
- charge と free を繰り返し、admission fee、entry charge、ticket price、free of charge などで言い換えない。
よくある質問
- この問題はケンブリッジのどの巻に載っていますか。
- 博物館の入場料を取ることのメリットがデメリットを上回るかを問うこの問題は、2015年刊行のケンブリッジIELTS 10 アカデミックの Test 4 ライティング Task 2 です。
- どちらが上回るのかを言い切る必要がありますか。
- はい。設問はメリットがデメリットを上回るかどうかを問うているので、導入と結論で、論点を並べるだけでなく、明確な答えを示さなければなりません。
- メリットがデメリットを上回ると主張してもよいですか。
- はい。どちらの立場でも、明確で十分に裏づけられていれば高いバンドを取れます。たとえば、公的資金が限られているときには、収蔵品を守るために入場料が不可欠だと主張することもできます。
- このTask 2では何語書けばよいですか。
- 最低250語は書く必要があります。40分で両方の側面を論じて自分の判断を示すには、270〜310語程度が通常は適切です。
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