ケンブリッジIELTS 11 Test 3 ライティング Task 2:外国語を学ぶ理由
ケンブリッジIELTS 11 · Test 3 · アカデミック・ライティング Task 2両論検討型教育
外国語を学ぶ唯一の理由は、外国へ旅行したり、外国で働いたりすることだと言う人がいる一方で、ほかにも理由があると考える人もいます。両方の見解を論じたうえで、自分の意見を述べる必要があります。
問題
You should spend about 40 minutes on this task. Some people say that the only reason for learning a foreign language is in order to travel to or work in a foreign country. Others say that these are not the only reasons why someone should learn a foreign language. Discuss both these views and give your own opinion Write at least 250 words.
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設問の読み方
- これは両論検討型のエッセイです。Discuss both these views and give your own opinion とは、それぞれの見解を公平に示し、どちらに賛成かをはっきり述べるということです。意見は導入で示し、結論でもう一度述べるのが理想的です。
- 第1の見解のキーワードは only です。旅行と海外での仕事が唯一の理由だと主張しているので、第2の見解はこれらの理由を否定するのではなく、ほかの理由を加えるものです。
- 旅行や仕事は重要な動機だと認めつつ、それだけではないと主張すれば、第2の見解に対する明確な立場になります。
- 第2の見解については、海外に行かなくても成り立つ具体的な理由を挙げましょう。たとえば、国内の職場で言語を使うこと、文化に触れられること、認知面の利点、個人的な楽しみです。
- 言語を学ぶ最善の方法や、子どもが学校で言語を学ぶべきかどうかについて書かないよう注意しましょう。これらは別の問いです。
- 採点者が両方を論じたことを確認できるように、2つの見解は別々の本文段落に分けましょう。
おすすめの立場
旅行や海外での就労が、言語を学ぶ強い動機であることは確かですが、そのほかにも多くの価値ある理由があると考える人々に私は賛成です。
段落構成
- 1
導入
両方の見解を言い換えます。一方は旅行と海外での就職を言語学習の唯一の目的と見なし、もう一方はより広い理由があると考えている、という内容です。第2の見解に賛成であることを述べます。
- 2
本文第1段落:旅行と仕事が主な理由とする見解
言語学習を実用的な見返りで判断する人がいる理由を説明します。外国で働くのに言語が必要な看護師、留学する学生、意思疎通がしやすくなる旅行者などを例に挙げます。
- 3
本文第2段落:言語を学ぶほかの理由
言語は、国内で国際的な顧客や多国籍企業の雇用主と接する際に使われること、文学や映画を原語で味わえること、記憶力や集中力を高める可能性があること、そして単に楽しい趣味になりうることを論じます。
- 4
結論
旅行と海外での就労は重要だが唯一の理由ではないこと、言語は、国を出ない人にとっても、個人的、文化的、職業的な視野を広げるからだ、ということをもう一度述べます。
アイデアと論点
- 言語を学ぶには何年もの努力が必要なので、仕事や旅行のしやすさといった実用的な見返りを期待する人が多いのは自然です。
- 看護、教育、工学など、海外の多くの職業では、言語能力の証明が求められます。
- 現地の言語を話せる旅行者は、意思疎通がしやすく、その国をより深く体験できます。
- 国外に出なくても外国語を使う人は多くいます。たとえば、国際的な顧客やオンラインの同僚とのやり取りや、自分の街の多国籍企業での仕事です。
- 言語を通じて、本、映画、音楽、ニュースに原語のまま触れられるため、文化への理解が深まります。
- 第二言語を学ぶことは、記憶力、集中力、問題解決能力に良い影響を与える可能性があることが研究で示されています。
- 移民のコミュニティや家族の言語を話せれば、隣人や親戚とつながる助けになります。
- 人によっては、言語の学習は単に楽しく、知的にやりがいのある趣味です。
バンド8以上の解答例
281語 · ieltswrites が独自に作成した解答例で、公式の解答ではありません。本番と同じく英語のままです。
Some people believe that the sole purpose of learning a foreign language is to travel or work abroad, while others argue that there are many other reasons for doing so. Although travel and employment are certainly strong motivations, I agree with the second view.
Those who hold the first opinion point out that learning a language demands years of time and effort, so it is natural to judge it by its practical returns. A nurse planning to work in Canada or a student hoping to study in Germany clearly needs the local language, and tourists who can speak even basic Spanish or Japanese find it far easier to order food, ask for directions and avoid misunderstandings. From this perspective, if someone never intends to leave their own country, learning another language may seem unnecessary.
However, this view overlooks the many benefits that have nothing to do with crossing borders. In an increasingly globalised world, people often use foreign languages without leaving home, for instance when dealing with international clients online or working for a multinational company in their own city. Learning a language also offers access to literature, films and music in their original form, which provides a deeper understanding of another culture than any translation can. In addition, there is evidence that studying a second language can strengthen memory and concentration, and many people simply find it an intellectually rewarding hobby.
In conclusion, while travelling and working abroad are important reasons for learning a foreign language, they are far from the only ones. Languages broaden people's personal, cultural and professional horizons even if they never live overseas, so I believe their value is much wider than the first group suggests.
この解答が高評価になる理由
- 課題への回答 (Task Response)
- 両方の見解を別々の段落で十分に論じ、それぞれを具体例で裏づけています。書き手の意見は導入で明確に述べられ、結論で再確認されています。
- 論理構成とまとまり (Coherence and Cohesion)
- 第1の見解から第2の見解へと明確な構成で進み、トピックセンテンスが各視点を示し、from this perspective、however、in addition などのつなぎの表現を使っています。
- 語彙力 (Lexical Resource)
- practical returns、globalised world、in their original form、intellectually rewarding などの的確な語彙を自然に使い、設問の主要な考えも言い換えています。
- 文法の幅と正確さ (Grammatical Range and Accuracy)
- 条件文、関係節、although や while による譲歩節など、幅広い複雑な構造を使い、一貫して正確な文法を保っています。
使える語彙
- motivation
- 人が何かをしたいと思う理由
- practical returns
- 努力や投資によって得られる、役に立つ利益
- employment prospects
- 仕事、あるいはより良い仕事に就ける見込み
- overseas
- 外国で、または外国へ
- globalised world
- 貿易、旅行、通信を通じて国々が密接につながっている世界
- multinational company
- 複数の国で事業を行う企業
- cultural understanding
- 他の集団の習慣や考え方についての知識と理解
- in the original
- 最初に書かれた、または作られた言語で
- cognitive benefits
- 記憶力や思考力といった知的能力の向上
- intellectually rewarding
- 知性を伸ばしてくれるので満足感がある
- broaden horizons
- 人の知識や経験の幅を広げる
- proficiency
- 言語についての高い技能の水準
- sole purpose
- あることの唯一の理由
よくあるミス
- 一方の見解しか論じない、あるいは一方を他方よりはるかに薄くしか展開せず、課題への回答 (Task Response) のスコアを下げてしまう。
- 自分の意見を述べ忘れる、あるいはエッセイの最後の一文でしか述べない。
- only という語を見落とし、旅行と仕事はまったく理由にならないと論じて、第2の見解を誤って伝えてしまう。
- なぜ人は言語を学ぶのかではなく、言語の学び方や、どの言語が最も役に立つかについて書いてしまう。
- 1つの段落に多くの理由を並べるだけで、どれも説明も例示もしない。
- foreign language と travel を繰り返し、a second language、going abroad、overseas employment などの別の表現を使わない。
よくある質問
- この問題はケンブリッジのどの巻に載っていますか。
- 外国語を学ぶ唯一の理由が旅行と海外での仕事かどうかを問うこの問題は、2016年刊行のケンブリッジIELTS 11 アカデミックの Test 3 ライティング Task 2 です。
- 両論検討型のエッセイでは、意見をどこで述べればよいですか。
- 導入で簡潔に述べ、結論で再確認します。本文でも、一方の見解がより説得力がある理由を説明することで、意見を示すことができます。
- 両方の見解に賛成してもよいですか。
- 旅行と仕事が重要な理由であることは認めつつ、それだけではないことに賛成してもよいです。ただし、only という語についての全体的な立場は、明確にしましょう。
- このTask 2では何語書けばよいですか。
- 最低250語は書く必要があります。40分で両方の見解を十分に論じるには、270〜310語程度が通常は適切です。
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