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ケンブリッジIELTS 18 Test 1 ライティング Task 2:科学の目的

ケンブリッジIELTS 18 · Test 1 · アカデミック・ライティング Task 2意見型(賛成か反対か)テクノロジー

設問は、科学の最も重要な目的は人々の生活を向上させることであるべきだ、という意見を示しています。受験者は、この意見にどの程度賛成か反対かを述べ、理由と例で自分の立場を裏づける必要があります。

問題

You should spend about 40 minutes on this task. The most important aim of science should be to improve people’s lives. To what extent do you agree or disagree with this statement? Write at least 250 words.

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設問の読み方

  • これは意見型エッセイです。To what extent do you agree or disagree と問われているので、導入で立場をはっきり示し、結論までその立場を一貫させる必要があります。
  • 鍵になるのは most important aim という語句です。この意見は生活の向上が唯一の目的だとは言っていません。つまり本当の論点は、知識そのものを広げるといった他の目的よりも、生活の向上を上位に置くべきかどうかです。
  • Improve people's lives は範囲が広く、健康、食料、エネルギー、通信、安全、環境などを含みます。抽象論にとどまらず、具体的な例を選びましょう。
  • 部分的に賛成する立場は有効です。たとえば、生活の向上が最終的な目標だと認めつつ、好奇心に基づく研究は、のちに実用的な成果につながることが多いので守るべきだ、と論じることができます。
  • 別の問いにそれないようにしましょう。たとえば、科学は良いか悪いか、科学者はもっと報酬を受けるべきか、テクノロジー全般の危険性は何か、といった話は設問から外れます。
  • Should は規範を表します。科学がこれまで何を成し遂げたかだけでなく、何を優先すべきかを論じる問いなので、資金配分や研究の優先順位に触れましょう。

おすすめの立場

知識の探究そのものにも確かな価値がありますが、私は、人々の生活の向上こそが科学の主な目的であるべきだという意見におおむね賛成です。社会が研究に投じる莫大な資源を最終的に正当化するのは、この目的だからです。

段落構成

  1. 1

    導入

    科学は主に人間の暮らしをより良くすることを目指すべきだ、という意見を言い換えたうえで、自分の立場を述べます。知識そのものにも価値があることは認めつつ、おおむね賛成する、という立場です。

  2. 2

    本文第1段落:なぜ生活の向上を最優先にすべきか

    研究の多くは公的資金で賄われているので、医薬品、より安全な食品、クリーンエネルギーなど、目に見える恩恵をもたらすべきだと論じます。例として新型コロナウイルスのワクチンが急速に開発されたことを挙げ、限られた資源は病気や気候変動のような差し迫った問題に向けるべきだと加えます。

  3. 3

    本文第2段落:好奇心に基づく研究の価値

    すべてのプロジェクトにすぐ実用的な見返りを求めるのは近視眼的だと、譲歩として認めます。のちに暮らしを一変させた基礎研究の例として、量子物理学がコンピューターにつながったこと、細菌の免疫の仕組みの研究が遺伝子編集につながったことを挙げます。宇宙についての知識が文化を豊かにする点にも触れます。

  4. 4

    結論

    生活の向上が主な目的であるべきだと改めて述べ、それを実現する最善の方法は、応用研究に資金を出しつつ基礎的な探究も守ることだと説明します。

アイデアと論点

  • 研究の大半は税金や大学への助成で賄われているため、納税者が実用的な見返りを期待するのは当然です。
  • 医学は応用研究の直接的な価値を示しています。たとえば、ワクチン、抗生物質、平均寿命を延ばすがん治療などです。
  • 予算が限られている以上、気候変動、食料安全保障、パンデミックなど世界の差し迫った問題は、見込める成果のないプロジェクトより優先されるべきです。
  • 暮らしを変えた技術の多くは、実用を目指さない純粋な研究から生まれました。たとえば、量子力学が半導体とコンピューターを可能にしました。
  • 細菌がウイルスと闘う仕組みについての基礎研究が、数年後にCRISPR遺伝子編集につながり、現在は一部の遺伝性血液疾患の治療に使われています。
  • 知識そのものにも文化的・知的な価値があります。宇宙の起源や生命の進化を理解することは、実用性がなくても人間の好奇心を満たします。
  • 実用性だけを目指す科学は商業的な利益に歪められ、最も貧しい人々のニーズではなく、利益の出る製品に集中するおそれがあります。
  • 他の種や生態系を守るなど、科学の目的の中には、人間の生活の向上だけに関わるものではないものもあります。

バンド8以上の解答例

305語 · ieltswrites が独自に作成した解答例で、公式の解答ではありません。本番と同じく英語のままです。

Some people argue that the main purpose of science ought to be making human life better. While I accept that the pursuit of knowledge for its own sake has genuine value, I largely agree with this view, because improving people's lives is what ultimately justifies the vast resources that society devotes to research.

The strongest argument for this position is that most scientific work is funded by the public, either through taxes or through the prices people pay for products. It is therefore reasonable to expect this investment to bring tangible returns, such as more effective medicines, safer food and cleaner sources of energy. The rapid development of vaccines during the Covid-19 pandemic illustrates how science directed towards an urgent human need can save millions of lives in a remarkably short time. When resources are limited, priority should surely go to research that tackles disease, hunger and climate change rather than to projects with no foreseeable benefit.

On the other hand, it would be short-sighted to insist that every scientific project must show an immediate practical payoff. Many of the most transformative discoveries began as curiosity-driven research. Physicists developing quantum mechanics in the early twentieth century had no idea that their theories would one day make computers and smartphones possible, and studies of how bacteria defend themselves against viruses led, decades later, to gene-editing techniques that are now used to treat inherited diseases. Moreover, understanding the origins of the universe or the evolution of life enriches human culture in ways that cannot easily be measured.

In conclusion, I believe that improving people's lives should be the principal aim of science, since this is why society supports it. However, this goal is best achieved not by funding applied research alone, but by also protecting fundamental inquiry, which frequently produces the greatest benefits in the long run.

この解答が高評価になる理由

Task Response
導入で部分的な賛成という立場を明確に示し、主な論点と譲歩の両方を具体例とともに展開しています。結論までその立場を一貫させています。
Coherence and Cohesion
各本文段落にはトピックセンテンスで示された中心となる考えが1つあります。therefore、on the other hand、moreover などのつなぎ表現や、this investment、this goal といった指示表現で、考えが滑らかにつながっています。
Lexical Resource
tangible returns、curiosity-driven research、foreseeable benefit、fundamental inquiry など、的確で使用頻度の低い語彙を自然に使っています。設問の重要語も、繰り返さずに言い換えています。
Grammatical Range and Accuracy
譲歩節、受動態、関係詞節、should や would などの助動詞を含む幅広い構文を、目立つ誤りなく使っています。

使える語彙

scientific research
新しい事実を発見したり新しい考えを生み出したりするために行う体系的な研究(科学研究)
applied research
特定の実用的な問題を解決するために行う研究(応用研究)
fundamental research
すぐに実用的な目標を持たず、基本的な知識を増やすために行う研究(基礎研究)
curiosity-driven
実用的な目的ではなく、何かを理解したいという思いに動かされた
the pursuit of knowledge
世界についてより多くを学び理解しようとする営み(知識の探究)
tangible benefits
人が目で見て感じ取れる、実際に測定できる利点
practical payoff
日常生活に応用できる有益な成果
breakthrough
重要な新しい発見や進展(ブレークスルー)
transformative discoveries
人々の暮らしや考え方を根本から変える発見
allocate resources
お金、人、時間をさまざまな用途にどう配分するかを決める
short-sighted
将来に起こることを考えていない(近視眼的な)
inherited diseases
遺伝子を通じて親から子へ受け継がれる病気(遺伝性疾患)
life expectancy
人が生きると見込まれる平均年数(平均寿命)
justify the investment
使ったお金が価値のあるものだったと示す

よくあるミス

  • most important という語句を無視し、誰も異論のない「科学は生活を向上させる」ということだけを論じて、それが主な目的であるべきかどうかを論じない。
  • どこまで賛成なのかを一度も示さず、両方の立場を並べるだけで態度を決めない。これは Task Response のスコアを下げます。
  • 科学の目的という設問に答えず、テクノロジーや科学の長所と短所についての一般的なエッセイを書いてしまう。
  • 「科学は多くの面で人々の役に立つ」のような漠然とした主張にとどまり、ワクチンや再生可能エネルギーのような具体例を挙げない。
  • 導入と結論で立場が変わる。たとえば冒頭では強く賛成していたのに、結論では部分的に反対している。
  • science や improve people's lives を繰り返し使いすぎ、research、scientific progress、human well-being、quality of life などで言い換えない。

よくある質問

この問題はケンブリッジのどの巻に載っていますか?
人々の生活の向上が科学の最も重要な目的であるべきかを問うこの問題は、2023年刊行のケンブリッジIELTS 18 アカデミックの Test 1 ライティング Task 2 です。
この意見に部分的に賛成してもよいですか?
はい。部分的に賛成する立場でも問題ありません。ただし、導入ではっきり述べること、どの部分を受け入れ、どの部分に疑問を持つのかを正確に説明すること、そして全体を通じて一貫させることが条件です。
この科学のエッセイにはどんな例を使えますか?
広く知られた具体例が最も効果的です。ワクチン、抗生物質、再生可能エネルギー、インターネット、あるいはのちにコンピューターにつながった量子物理学のような純粋研究などです。作り上げた統計よりも、正確な例のほうが説得力があります。
この Task 2 は何語書けばよいですか?
最低250語が必要です。40分で2つの本文段落をしっかり展開するには、270〜310語程度が目安です。

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